2010年08月18日

気になる樹・①(並榎三木のこと)

”並榎三木”とは、いちょう(公孫樹)、ぼだいじゅ(菩提樹)、えんじゅ(木偏に鬼)の樹でした。 
場所は天龍護国寺の西隣の日枝神社の周辺にありました。 
日枝神社は天龍護国寺の守護社として、近江国坂本から分社されこの地に祀られました。 
その時に、三本の若木が移植されたと云われています。
護国寺の創建が864年と謂われてますので、なんと1146年も前のことです。 

この”山王様の森”に、いつ頃まで並榎三木は存在していたのでしょうか。 
最初に無くなったのは、菩提樹でした。残りの二本は戦後までありました。 
”山王様の大銀杏”は、高崎随一の古木、名木、大木でした。

昭和32年秋、落雷のため樹齢千百年の大木は無くなりました。 

写真のとおり、残りの一本は健在です。(樹齢の程は分かりませんが)

             (”えんじゅ”の大木に花がさいています)




榎保育園の裏庭にあったという、銀杏の大木の残骸を探して見ました。 
子供の頃、父に連れられて見た記憶があるのですが・・・。
少し違うような気がしますが、とりあえず、この樹とすることにしました。

            (保育園の裏庭に、子か孫の銀杏の切株がありました)



同じカテゴリー(上並榎シリーズ)の記事画像
一つの記憶として
煙出て見よ
かくありなん
雁田川に沿って(1)
見捨てられた年号たち
いろんな看板が・・・
同じカテゴリー(上並榎シリーズ)の記事
 一つの記憶として (2011-08-02 08:25)
 煙出て見よ (2011-03-23 02:55)
 かくありなん (2011-03-10 21:34)
 雁田川に沿って(1) (2011-02-11 12:18)
 見捨てられた年号たち (2010-09-28 22:54)
 いろんな看板が・・・ (2010-09-12 11:49)

この記事へのコメント
ご住職の話では、この槐の老木が倒壊するのではないかとご近所で心配していて、どうしたもんかと仰ってました。

歴史を残すということは、難しいことですな。
Posted by 迷道院高崎迷道院高崎  at 2010年08月19日 19:00
保存すべきです。 
周りは空き地ですし・・ 

昨夜風呂やで、スナエゴ神社の山田さんにいきあいました。山名の神主(俊の義父)の実兄にあたります。
Posted by 捨蚕捨蚕  at 2010年08月20日 09:01
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
気になる樹・①(並榎三木のこと)
    コメント(2)