
アルブレヒト・デューラー画
紙本水彩 1502年
251x226mm
ウイーン アルベルテイーナ蔵
”この栗毛の野兎の柔らかさ、暖かさ、意外と骨っぽい身体つき、 そしてその下に脈うつ鼓動・・・・静のなかに秘められた動を見事に描いている・・・兎の眼に映っているのは画室の窓の光である”
前川誠郎(表紙解説)
昭和50年1月発行の”図書・第305号”の表紙絵です。
無料の岩波書店の雑誌ですが、内容は充実してました。
例えば、当号の16pには池田満寿夫が”少年時代の読書”と題した、小文を載せてています。
大陸で生まれた、小学生の満寿夫君は、雑誌”海軍”、少年倶楽部”の熱烈愛読者だつたそうです。
芥川賞を受賞する2年前の小文でした。