

子供の頃、私は不幸にして”おた”という言葉を、口にした記憶はありません。
ただ、高崎市街地周辺の子供にとって、”おた”と”やま”は身近な言葉だったようです。
”おた”とは堰のこと、水遊びの場所、川遊びの場所、そして少し危険な場所。
”やま”とは例えば、坊主やま、電車やま、ドングリやま、稲荷やま、虚空蔵やま、
棒を持って仲間が集まる場所、野遊びの場所、冒険心をそそる場所。
”高おた”は十九堰の第七番目の高尾田堰ですが、写真では高小田堰です、
尾田も小田も、おたです。たぶん”落差のある堰”のことなのでしょう。