2010年05月08日

母の殺意を語る僧(俳句 №13)























































        ”母の日に 母の殺意を語る僧”
                   捨蚕(平成十三年六月)

ぼそぼそと、その僧は幼いときの記憶を語りはじめました。 

一瞬の、殺意に満ちた母の目が、忘れられないと言いました。  

やがて、お母さんは亡くなり、

僧侶である祖父のもとに預けられたそうです。

小さな黒衣を着た小坊主さんは、

村の人気ものでした。

いつもお祖父さん僧侶のあとについて托鉢をしていたそうです。 

二人は菜の花畑が続く丘のうえの、阿弥陀堂にすんでいました。 

道端に小さなお地蔵様がありました。     (続く)
                                      


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