ここは椿町と思ったら、なんと本町三丁目でした。かつて、”ステーキのブロンコ”のあった辺りです。その前は昭和元年創業の和洋菓子店”きよ香”があったそうです。
この本町三丁目の交差点は明治11年9月の明治天皇の行幸までは、十字路でなくT字路でした。
明治5年11月に廃寺になるまで、ここには真言宗の”普門寺”がありました。天正三年(1575年)の開山といいますから、なんと三百年近くも、ここは境内355坪の玉田寺の末寺の”蓮光山福寿院普門寺”でした。
本尊は大日如来の木像、南向きの山門にして本堂、不動堂、護摩堂があり、北には”遠構え”が東西に走っていました。
3月14日の記事の”弁天さまのいた学校”の弁天堂も普門寺の持分でした。