2010年05月12日

高おた(十九の堰の物語Ⅱ)・稲荷橋あたり

 




















子供の頃、私は不幸にして”おた”という言葉を、口にした記憶はありません。 


ただ、高崎市街地周辺の子供にとって、”おた”と”やま”は身近な言葉だったようです。 

”おた”とは堰のこと、水遊びの場所、川遊びの場所、そして少し危険な場所。 

”やま”とは例えば、坊主やま、電車やま、ドングリやま、稲荷やま、虚空蔵やま、

棒を持って仲間が集まる場所、野遊びの場所、冒険心をそそる場所。 



”高おた”は十九堰の第七番目の高尾田堰ですが、写真では高小田堰です、

尾田も小田も、おたです。たぶん”落差のある堰”のことなのでしょう。



同じカテゴリー(十九の分水堰)の記事画像
確かこの辺りに・・・下鳥羽堰(十九の堰の物語そのⅩ)
お諏訪さまのある堰(十九の堰の物語Ⅸ)
北上する分水(十九の堰の物語Ⅷ)
お墓に囲まれた・堰でした(十九の堰の物語Ⅶ)
八寸堰と宿御堂堰(十九の堰の物語Ⅵ)
請地堰(十九の堰の物語Ⅴ)
同じカテゴリー(十九の分水堰)の記事
 確かこの辺りに・・・下鳥羽堰(十九の堰の物語そのⅩ) (2010-12-05 20:24)
 お諏訪さまのある堰(十九の堰の物語Ⅸ) (2010-10-18 11:11)
 北上する分水(十九の堰の物語Ⅷ) (2010-08-13 07:36)
 お墓に囲まれた・堰でした(十九の堰の物語Ⅶ) (2010-08-09 22:53)
 八寸堰と宿御堂堰(十九の堰の物語Ⅵ) (2010-08-03 07:57)
 請地堰(十九の堰の物語Ⅴ) (2010-07-25 22:00)

この記事へのコメント
長野堰最後の岩押の「円形分水所」から、
川は3筋に分かれますが、
真ん中の川が家の近くを流れています。
通称「矢中堀(やなかっぽり)」と
言っています。
この「やなかっぽり」の「おた」でよく遊びました。そこにエゴの木があり、その木の枝でこけしが作れるというので小刀で削って作った思い出があります。
30センチくらいのヤツメウナギを捕まえたこともありました。
いろいろなことが浮かんできました。
Posted by い  at 2010年05月12日 08:41
最初に円形分水所を見たとき、 
驚きました、環状列石を見た時以来の感動ものでした。 
3筋の一つが、地獄堰ですね。先日カルガモが泳いでいました。 
”やなかっぽりのおた”良い響きですね。 
エゴの木はしりませんでした。 
色々な昔情報ありがとうございました。
Posted by 捨蚕捨蚕  at 2010年05月14日 01:50
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
高おた(十九の堰の物語Ⅱ)・稲荷橋あたり
    コメント(2)